国・地域別情報
国名から探す
地域から探す
  • 新着情報
  • お役立ち情報
  • 黄熱について
  • 動物と一緒の渡航について 動物の種類によって対象となる制度が異なります。事前にご確認を。
地域別情報:ポリネシア(トンガ・ツバル・サモア・タヒチなど)

気候と気をつけたい病気

  • ポリネシアは、太平洋諸島の概ねミッドウェー諸島、ニュージーランド、チリのイースター島を結んだ三角形の中に位置する島々です。一年を通して気温の変化が少ない海洋性亜熱帯気候または熱帯気候で、夏にあたる12月~3月は雨が多くなります。ほぼ一年中高温多湿ですが、季節風の影響を受ける乾季(4月~11月)は、やや涼しくなります。
  • タヒチ島では水道水は飲用できますが、その他の多くの島では水道が整備されていても、水の安全性が確保されていない場合があります。また、海水を淡水化した水が売られている地域もありますが、清潔とはいえないため、市販のミネラルウォーターを飲用するか、必ず煮沸して利用しましょう。
  • 一年中高温多湿で、細菌やカビなどが増えやすく、食品が傷みやすい環境であることや、飲料水や十分に火の通っていない食事などが原因で、食中毒やA型肝炎などは特に雨季に多く、一年中発生しています。また、細菌やウイルスによる消化器の病気(腸チフス細菌性赤痢ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)アメーバ赤痢など)もみられます。特に、生の魚介類を食べる際には、食べる時期・場所等に注意し、十分加熱されたものを、冷めないうちに食べるようにしましょう。
  • デング熱が流行することがあります。このほかフィラリア症もあり、これらの病気は蚊に刺されることでうつります。蚊に刺されないように虫よけ対策をしてください。
  • 大洋州の多くの島々では狂犬病の心配はないとされていますが、犬が放し飼いになっており、しばしば犬に咬まれるということが起こっています。動物に手を出したり、近寄ったりしないようにしましょう。

この国に関する新着情報

受けておきたい予防接種、持っていきたい薬

予防接種:A型肝炎B型肝炎破傷風

  • サモアとフランス領ポリネシア(タヒチ島やボラボラ島)では、黄熱に感染する危険のある国から入国する際に、黄熱の国際予防接種証明書が必要です。トンガ、ツバル、米領サモアに入国する際には、黄熱の国際予防接種証明書は必要ありません。

薬:普段服用している市販の薬、主治医より処方されている薬

  • 常備薬を携帯しましょう。現地でも薬は入手可能ですが、地域によっては、医薬品の流通が不安定で、市場に常にあるわけではないようです。言語の問題もあり、また、自分の体に合うかどうかわかりません。飲み慣れたものを持参するのが安心です。

医療情報

慢性的な医師不足で専門医が少なく、多くの科では専門医がいない状況です。また、医療施設や検査機器も十分ではなく、高度な医療を要する場合は、国内では対応できないため、ニュージーランドやオーストラリアなどの先進国へ早めに行くことをおすすめします。
また、先進国での医療費は高額で支払いの保証がない場合、診察が受けられない可能性があります。万が一のことを考え、旅行保険への加入を検討しましょう。

帰国後の過ごし方・注意点

病気は、感染してから症状が出るまでに時間を要します。これを潜伏期間と言います。滞在中数日経過してから、あるいは帰国後に症状が現れることがあります。
日本にはない病気を検査、診断、治療できる機関は限られています。帰国時に心配な症状などがある方は、検疫所の担当官にご相談ください。

2014年8月更新