海外感染症情報 （ＮＯ．103）
平成18年7月28日 関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(127)
	タイ保健省はH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者の発生を確認した。この患者はタイ北部Phichit県のThap Khloの17歳の男性で、7月15日に発症し、20日に入院し、24日に死亡した。患者は7月10日に鶏の死骸を埋めていた事がわかっており、この県で動物によるH5N1型高病原性鳥インフルエンザの流行が再発した事と一致する。それにより動物による感染を含めた予防措置がなされており、人のサーベイランスも強化されている。この男性はタイにおける2006年以降最初の患者である。
発生日 ｱｾﾞﾙﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｼﾞﾌﾞﾁ ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 2003年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3 2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32 2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 0 0 17 11 0 0 5 2 0 0 61 19 95 41 2006年 8 5 2 2 11 7 1 0 14 6 37 31 2 2 1 1 12 4 0 0 88 58 総計 8 5 6 6 19 12 1 0 14 6 54 42 2 2 23 15 12 4 93 42 232 134 患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。 (平成18年7月26日 WHO情報)