海外感染症情報 （ＮＯ．108）
平成18年8月11日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(129)
インドネシア保健省はインドネシアで55番目のH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者の発生を確認した。この患者は西ジャカルタの16歳の男性で、7月26日に発症し、8月4日に入院し、8月7日に死亡した。発症する前には家で飼っていて病気に罹り死んだ鶏に触れていた。飼っていた鶏からH5サブタイプのウイルスが見つかっている。家族や接触者は監視下におかれている。(8月8日WHO情報）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
発生日 ｱｾﾞﾙﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｼﾞﾌﾞﾁ ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数
患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡
2003年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3
2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32
2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 0 0 17 11 0 0 5 2 0 0 61 19 95 41
2006年 8 5 2 2 11 7 1 0 14 6 38 32 2 2 2 2 12 4 0 0 90 60
総計 8 5 6 6 19 12 1 0 14 6 55 43 2 2 24 16 12 4 93 42 234 136
患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。 (平成18年8月8日 WHO情報)