海外感染症情報 （ＮＯ．118）
平成18年8月30日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(136)
インドネシア保健省はインドネシアで60番目のH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者の発生を確認した。この患者は西ジャワ州のBekasiの6歳の女児で、8月6日に発症し、8月11日に入院した。今も入院中であるが、回復に向かっている。感染源は調査中である。これでインドネシアでのH5N1型高病原性鳥インフルエンザ感染患者は60名になり、そのうち46名が死亡している。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
発生日 ｱｾﾞﾙﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｼﾞﾌﾞﾁ ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数
患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡
2003年 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 4 4
2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32
2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 0 0 17 11 0 0 5 2 0 0 61 19 95 41
2006年 8 5 2 2 12 8 1 0 14 6 43 35 2 2 2 2 12 4 0 0 96 64
総計 8 5 6 6 21 14 1 0 14 6 60 46 2 2 24 16 12 4 93 42 241 141
患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。 (平成18年8月23日 WHO情報)