海外感染症情報 (NO.13)
平成18年1月28日
関西空港検疫所
ウガンダでの髄膜炎菌の流行について
昨年12月28日から今年1月23日の間にウガンダの北東部のNakapiripirit地区で163名の髄膜炎菌感染をうたがわせる患者の発生が報告された。そのうち4名の検体からラテックス試験で血清群A髄膜炎菌が検出された。また、そのうち2検体は、ウガンダの中央公衆衛生研究所で培養検査によっても再確認された。保健省は流行への計画的対処のため、国境無き医師団やユニセフ、WHOを含む国立の業務執行団体を結成した。WHOはさらに汚染地域やその周辺のKitgumやMorotoの地域調査、サーベイランス強化の援助をしている。
(平成18年1月25日 WHO情報)