海外感染症情報 (NO.141)
平成18年10月23日
関西空港検疫所
インドでのチクングニアの流行について
WHO南東アジア地域事務局は20062月から1010日の間に、インドの7州と1つの直轄地域及び首都圏で151地域で、チクングニアの患者が発生していると報告した。感染が広まっているのはAndhara Pradesh州、Adamann-Nicobar島、Tamil Nadu州、Karnataka州、Maharashtra州、Gujarat州、Madhya Pradesh州、Kerala州、Delhi首都圏である。総数125万人以上の疑い患者が発生しており、そのうち752,245名はKarnataka州、258,998名はMaharashtra州で発生している。総人口の45%もの人が感染している地域もある。保健家族福祉省 (Ministry of Health and Family Welfare)Kerala WHOからなるチームがKeralaの流行の調査を行い、入院中や在宅中の疑い患者について臨床的、疫学的検査をし、検体採集も行った。また媒介する蚊の調査では感染地区、非感染地区ともにヒトスジシマ蚊の高い生息が判明した。 
(平成18年10月17日 WHO情報)