海外感染症情報 (NO.148)
平成18年11月13日
関西空港検疫所
コンゴ民主共和国でのペスト流行の疑いについて
WHOは、2006年9月29日現在、コンゴ民主共和国北東部のOriental州のHaut-Uele地区の4保健区域で肺ペストを疑わせる流行が発生している報告をうけた。現地当局は現在50名の死者を含む1,174名の患者報告をうけている。今のところ50以上の検体が採取されているが、ペストであるという最終診断は未だされていない。WHOと保健局で構成される5名のチームは再び現地入りして、現地の医療チーム及び感染地域で活動している国際NGOらと状況の再評価をする予定である。
(平成18年11月7日 WHO情報)