海外感染症情報 (NO.156)
平成18年12月30日
関西空港検疫所
ケニアでのリフトバレー熱の流行について

20061221日、ケニア保健省は11名の死者を含む12名のリフトバレー熱の患者が同国北西部の州で発生したことを報告した。病気が発生している地区はKorakaraShanta AbakShell GullietShimbireyでいずれも州都のGarissaに近接している。リフトバレー熱ウイルス(RVFV)はケニア医学研究所と米国アトランタの疾病予防管理センター(CDC)で数件の検体から確認された。医療関係者を中心とした社会動員活動を計画中だが、洪水が発生している為にGarissa地区へ近づく事が困難な状態である。WHOWHOケニア支部や同アフリカ支局の支援をうけて、医療スタッフや疫学者、現場指揮者の人員配置やその援助を行っている。 

(平成18年12月26日 WHO情報)