海外感染症情報 (NO.157)
平成18年12月30日
関西空港検疫所
ケニアでのリフトバレー熱の流行について (2)

20061227日、ケニア保健省は19名の死者を含む32名(致死率59.4%)のリフトバレー熱ウイルス感染患者がGarissa地区の洪水発生地域で発生している事を報告した。ケニア保健省は患者管理、サーベイランス、社会的動員活動、蚊帳の配付を行っている。社会的動員活動は感染防護無しで行う酪農や食肉処理の過程での動物―ヒト感染を減らすのを目的で行われている。感染対策への国際機関には、ケニア農業省、WHOWFP、ユニセフ、FAO、国際赤十字・赤新月社、フランスとベルギーの国境無き医師団、アトランタの米国疾病管理予防センター(CDC)、その他多くのNGOが含まれる。          

(平成18年12月27日 WHO情報)