海外感染症情報 (NO.17)
平成18年2月3日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(67)
イラクで始めて報告されたH5N1型高病原性鳥インフルエンザ感染患者の検体が、イギリスにあるWHOの関連の研究所で改めて検査され、確認された。その患者は国の北部地方の15歳の女性で重篤な呼吸器症状を訴えて、1月17日に亡くなった。現在、さらに2名の患者がH5N1鳥インフルエンザを疑わせる症状を示し、Sulaimaniyahで入院治療中である。WHOの協力をうけて保健局は、インフルエンザの流行に対応するための緊急処置室をもうけ、情報確認、一般に注意喚起を促すなどの措置を行っている。
発生日 インドネシア ベトナム タ イ カンボジア 中国 トルコ イラク 総 数
患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数
03.12.26-04.03.10 23 16 12 35 24
04.07.19-04.10.08
04.12.16-05.12.31 16 11 66 22 98 44
06.01.01-06.02.02 21 29 11
Total 19 14 93 42 22 14 10 21 171 87
患者数には死亡者数を含む。このWHOの報告数は確定診断の症例による。
(平成18年2月2日 WHO情報)