海外感染症情報 (NO.20)
平成18年2月8日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(69)
これまで報告されている鳥インフルエンザによる死亡患者に加えて、検査中の患者2名が死亡した。その2名のうち、すでに確認された患者の39歳の叔父は地元の検査所ではH5N1と確認されたが、WHO関連検査施設ではまだ確認されていない。また、イラク南部でのH5N1型インフルエンザ疑い例が保健省からWHOに正式に報告された。その患者はOmaraの13歳の少年で2月1日に発症し、5日に重篤な肺炎で入院し同日死亡した。この地区では死亡した鳥の存在は確認されていないが、家族がペットとしていた鳥が、患者の発症したときに死んでいた事がわかっている。  
(平成18年2月7日 WHO情報)