海外感染症情報 (NO.23)
平成18年2月12日
関西空港検疫所
ウガンダでの髄膜炎菌の流行について(2)
昨年12月28日から今年2月3日の間に、23名の死亡者を含む合計301名の髄膜炎患者が、ウガンダ北東部のNakapiripirit地区(患者258名、死者19名)、Moroto地区(患者43名、死者4名)から報告された。検査によりA群髄膜炎菌が検出された。髄膜炎の流行制圧のためにワクチンの供給を行なう国際調整団体The International Coordinating Group(ICG)は、クロラムフェニコール10,000人分と共に、大規模なワクチン接種のための2価の髄膜炎菌ワクチン250,000人分を供給している。ワクチン接種はNakapiripirit地区とMoroto地区の両地区で行われはじめている。疑い患者が発生していると報告されている周辺5地区も調査されている。
(平成18年2月10日 WHO情報)