海外感染症情報 (NO.31)
平成18年2月24日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(78)
2月8日にナイジェリアのKaduna州にある養鶏場で確認された高病原性鳥インフルエンザの発生は、周りの他のいくつかの州の養鶏場に感染が広まっている。現在のところヒトでの感染は確認されていない。現在、病気の鳥に触れて、呼吸器症状を呈する4名の患者について、高病原性鳥インフルエンザの感染の可能性があるとして検査中である。この4名の患者の中には、2月16日に急性呼吸器感染症で亡くなった女性も含まれる。他の生存している3名の患者は全員良好に経過している。これら4名の患者の検体を英国にあるWHO関連研究機関へ検査のため送る予定になっている。 
(平成18年2月22日 WHO情報)