海外感染症情報 (NO.42)
平成18年3月8日
関西空港検疫所
スーダンでのコレラの流行状況(2)
スーダン連邦健康局並びスーダン南部保健省に指揮されたJuba市のAcute Watery Diarrhoea (AWD) Task Force は、WHO等と共同で、1月28日から3月3日の間に死亡者127名(致死率2.25%)を含む5,634名の急性水溶性下痢患者を報告した。これら全ての患者はスーダン南部のYei市とJuba市に集中している。YeiとJubaから採集された検体から稲葉型のコレラ菌が検査により確認されている。Jubaの周辺からは急性水溶性下痢患者の情報が収集されており、全ての地域で検査は続けられている。サーベイランス強化や情報収集システム、患者の対処方の標準化、健康と衛生についての教育などの方策がとられており、水道の塩素消毒も行われている。
(平成18年3月6日 WHO情報)