海外感染症情報 （ＮＯ．62）
平成18年4月6日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(98)
前回エジプト保健省より報告された4名のH5N1型鳥インフルエンザウイルス感染患者は英国のWHO関連の研究所で再検査され、4名ともH5N1型鳥インフルエンザであることが確認された。そのうち2名は亡くなっており、残りの2名は完全に回復して退院した。前回保健省より報告のあった5人目の患者は入院したままである。外部機関により確認のための検査が行われている。さらに、4月2日にH5N1型鳥インフルエンザ感染患者が現地の機関で2名確認されたことがエジプト専門機関より発表された。
発生日 ｱｾﾞﾙﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数
患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡
2003年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3
2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32
2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 17 11 0 0 5 2 0 0 61 19 95 41
2006年 7 5 1 1 8 6 4 2 12 11 2 2 0 0 12 4 0 0 46 31
総計 7 5 5 5 16 11 4 2 29 22 2 2 22 14 12 4 93 42 190 107
患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。
(平成18年4月3日 WHO情報)