海外感染症情報 （ＮＯ．63）
平成18年4月6日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(99)
インドネシア保健省はさらに1名のH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者を確認した。その患者はWest JakartaのKapukの20ヶ月の女児で3月17日に発熱と咳を併発し3月22日に入院して翌23日に死亡した。現地調査で患者が発症する約1週間前に近所で鶏が群で死んでいたのが判っている。家族や近所の住人は監視下にあり、各人から採取した検体の検査も行われたが予備検査は陰性で引き続き調査が行われている。
発生日 ｱｾﾞﾙﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数
患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡
2003年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3
2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32
2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 17 11 0 0 5 2 0 0 61 19 95 41
2006年 7 5 1 1 8 6 4 2 13 12 2 2 0 0 12 4 0 0 47 32
総計 7 5 5 5 16 11 4 2 30 23 2 2 22 14 12 4 93 42 191 108
患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。
(平成18年4月4日 WHO情報)