海外感染症情報 (NO.65)
平成18年4月7日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(101)
エジプト保健省はエジプトで11番目のH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者を確認し、その患者が死亡したことを明らかにした。その患者はカイロ北部に位置するMinufiyah県の18歳の女性で、3月29日に発症し4月5日に入院して翌6日に亡くなった。検査は国立のCentral Public Health Laboratoryで行われ、H5N1型高病原性鳥インフルエンザと確認された。現在、エジプト当局は11名のH5N1型高病原性鳥インフルエンザ患者を確認しており、そのうち3名は亡くなっている。症状の起こり方は他の国で発生したH5N1型高病原性鳥インフルエンザ患者と似ており、子供と若者に多く発症し、すべての患者が病気か死んだ鳥との接触歴を持っている。
(平成18年4月6日 WHO情報)