海外感染症情報 （ＮＯ．73）
平成18年5月7日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(109)
エジプト保健省はエジプトで13番目のH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者発生を報告した。患者はカイロの27歳の女性で5月1日に両側の肺炎を発症して入院した。その後5月4日に死亡した。Minufiyah県を訪問した際に病気の家禽と接触した事が発病と関係していると考えられている。エジプトでは13名の患者が発生しているが、5名は死亡している。残りの8名は完全に回復して退院した。
発生日 ｱｾﾞﾙﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数
患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡
2003年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3
2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32
2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 17 11 0 0 5 2 0 0 61 19 95 41
2006年 8 5 2 2 10 7 13 5 15 13 2 2 0 0 12 4 0 0 62 38
総計 8 5 6 6 18 12 13 5 32 24 2 2 22 14 12 4 93 42 206 114
患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。 (平成18年5月5日 WHO情報)