海外感染症情報 （ＮＯ．74）
平成18年5月10日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(110)
インドネシア保健省はインドネシアで33番目のH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者を確認した。患者は大ジャカルタ圏在住の30歳の男性である。4月17日に発症し4月21日に入院し、4月26日に亡くなった。感染源は現在調査中である。患者は家禽など動物を飼っている檻の近くで暮らしていた。インドネシアでは33名の感染患者が見つかっており、そのうち25名が死亡している。
発生日 ｱｾﾞﾙﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数
患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡
2003年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3
2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32
2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 17 11 0 0 5 2 0 0 61 19 95 41
2006年 8 5 2 2 10 7 13 5 16 14 2 2 0 0 12 4 0 0 63 39
総計 8 5 6 6 18 12 13 5 33 25 2 2 22 14 12 4 93 42 207 115
患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。 (平成18年5月8日 WHO情報)