海外感染症情報 (NO.78)
平成18年5月19日
関西空港検疫所
アンゴラでのコレラの流行について(2)


5月16日までに35,775名のコレラ患者が発生し、そのうち1,298名が死亡(致死率4%)した事がアンゴラ当局より報告された。また、この24時間以内に31名の死亡者を含む546名の新患が発生した。18州のうち11州で感染が起こっている。そのうち、患者の51%はLuanda州、21%はBenguela州で発生している。州ごとの致死率は1から30%である。Luanda州とBenguela州では流行は終息傾向にあるものの、1日に600例ほどの患者がまだ発生している。国立公衆衛生研究所は13検体から9検体のコレラ01稲葉型を同定した。
(平成18年5月17日 WHO情報)