海外感染症情報 (NO.8)
平成18年1月15日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(59)
インドネシアで新たに1名H5N1型高病原性トリインフルエンザウイルス感染患者が確認された。その患者は助産婦としてジャカルタの病院に働く29歳の女性である。12月31日に発症して、1月2日に入院し、1月11日に死亡した。インドネシア保健省とWHOが行った調査では、発症から2週間前に患者の住まいの近くで死んだ鳥が見つかったという事実があり、また、他の可能性としては屠殺された鶏を買いに発病の数日前に市場に出かけた事実もあり、感染源の調査が引き続き行われている。
発生日 インドネシア ベトナム タ イ カンボジア 中国 トルコ 総 数
患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数 患者数 死亡者数
03.12.26-04.03.10 23 16 12 35 24
04.07.19-04.10.08
04.12.16-05.12.31 16 11 66 22 98 44
06.01.01-06.01.14 18 20
Total 17 12 93 42 22 14 18 162 80
患者数には死亡者数を含む。このWHOの報告数は確定診断の症例による。
(平成18年1月14日 WHO情報)