海外感染症情報 （ＮＯ．81）
平成18年5月20日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザの流行状況(114)
インドネシア保健省はインドネシアで新たに1名のH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染患者の発生を報告した。その患者はEast JakartaのBekasiの12歳の男性である。患者は5月7日に入院して、13日に亡くなった。現在感染源を同定する調査が行われている。これにより、インドネシアにおける高病原性鳥インフルエンザの確認患者は41名で、そのうち32名が亡くなっている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
発生日 ｱｾﾞﾙﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｼﾞﾌﾞﾁ ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数
患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡
2003年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 3 3
2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32
2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 0 0 17 11 0 0 5 2 0 0 61 19 95 41
2006年 8 5 2 2 10 7 1 0 14 6 24 21 2 2 0 0 12 4 0 0 73 47
総計 8 5 6 6 18 12 1 0 14 6 41 32 2 2 22 14 12 4 93 42 217 123
患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。 (平成18年5月19日 WHO情報)