海外感染症情報 (NO.87)
平成18年6月7日
関西空港検疫所
アンゴラでのコレラの流行について(4)


5月31日までに41,475名のコレラ患者が発生し、そのうち1,576名が死亡(致死率3.8%)したことがアンゴラ当局より報告された。18州のうち13州で感染が起こっており、そのうち患者の51%はLuanda州、19%はBenguela州で発生している。州ごとの致死率は1〜30%である。現在発生数は多くの州で減少傾向にあるが、一日の発生者数は250名から300名報告されている。今までの累積数で住民の何%が罹患したかを示す割合は、最も感染のひどいKwanza Norteで0.94%、Bengoで0.92%、Malangeで0.78%、Luandaで0.44%、Benguelaで0.27%となっている。
(平成18年6月6日 WHO情報)