海外感染症情報 (NO.90)
平成18年6月12日
関西空港検疫所
アンゴラでのコレラの流行について(5)

6月6日までに43,076名のコレラ患者が発生し、そのうち1,642名が死亡(致死率3.8%)したことがアンゴラ当局より報告された。また、この24時間以内に8名の死亡者を含む280名の新患者が報告されている。18州のうち14州で感染が起こっており、そのうち患者の51%はLuanda州、18%はBenguela州で発生している。州ごとの致死率は1〜30%である。現在発生数は多くの州で減少傾向にあるが、依然として一日の発生者数は200名から280名報告されている。Kwanza Norte、Bengo、Malange、Luandaの各州で患者の発生数は減少傾向にある。一日の発生数が多いのはLuandaが全体の48%、Namibeで17.6%、Kwanza Sulで4.9%、Huilaで4.9%、Uigeで4.4%となっている。
(平成18年6月9日 WHO情報)