海外感染症情報 (NO.95)
平成18年6月22日
関西空港検疫所
アンゴラでのコレラの流行について(6)

6月19日までに46,758名のコレラ患者が発生し、そのうち1,893名が死亡(致死率4.0%)したことがアンゴラ当局より報告された。18州のうち14州で感染が起こっており、そのうち患者の49%はLuanda州、17%はBenguela州で発生している。州ごとの致死率は1〜30%である。現在発生数は多くの州で減少傾向にあるが、依然として一日の発生者数は約125名ほど報告されている。Kwanza Norte、Bengo、Malange、Luandaの各州で患者の発生数の減少傾向は続いている。一日の発生数が多いのはLuandaが全体の42%、Namibeの16%である。
(平成18年6月21日 WHO情報)