海外感染症情報 （ＮＯ．136）
平成19年12月18日
関西空港検疫所
高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の流行状況(62)

ミャンマー保健省は、同国で初となるH5N1型鳥インフルエンザのヒト感染例を確認した。症例は東部シャン州キャイン・トン地区の7歳の少女で、11月中旬に家禽の間にH5N1型鳥インフルエンザが発生し、ヒトに対する健康監視が実施されたため発見されたもので、彼女は11月21日に発熱と頭痛で発症し、27日に入院、現在は回復している。ヤンゴンの国立研究所や、タイでの検査で陽性となり、国立感染症研究所(東京)の検査で診断が確定されている。
発生日 ｱｾﾞﾙ ﾊﾞｲｼﾞｬﾝ ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ 中国 ｼﾞﾌﾞﾁ ｴｼﾞﾌﾟﾄ ｲﾝﾄﾞﾈｼｱ ｲﾗｸ ラオス ミャンマー ナイジェリア ﾀｲ ﾄﾙｺ ﾍﾞﾄﾅﾑ 総数
患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡 患者 死亡
2003年 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 4 4
2004年 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 17 12 0 0 29 20 46 32
2005年 0 0 4 4 8 5 0 0 0 0 20 13 0 0 0 0 0 0 0 0 5 2 0 0 61 19 98 43
2006年 8 5 2 2 13 8 1 0 18 10 55 45 3 2 0 0 0 0 0 0 3 3 12 4 0 0 115 79
2007年 0 0 1 1 5 3 0 0 20 5 40
 34 0 0 2 2 1 0 1 1 0 0 0 0 7 4 77 50
総計 8 5 7 7 27 17 1 0 38 15 115 92
 3 2 2 2 1 0 1 1 25 17 12 4 100 46 340 208
患者数には死亡者数を含む。このＷＨＯの報告数は確定診断の症例による。 (平成19年12月14日 WHO情報)