海外感染症情報 (NO.48 )
平成21年5月6日
関西空港検疫所

リベリア共和国における黄熱の流行状況について

 4月15日、リベリア共和国保健省は、Lona Countyにおける疫学サーベイランスシステムにより、Zorzor地区Luyeama町で1名の黄熱患者を報告した。患者は、32歳の男性で、2月28日より熱と黄疸で発症した。3月28日に、黄熱と臨床診断をしたLofa County・Voinjama市Tellewoyan病院へ行った。

その後、WHO地域協力センターであるダカールのパスツール研究所で確定診断された。確定診断がでる間、この疑似患者と接触者の9つの検体が集められたが、これ以上、患者は、見つからなかった。

リベリア共和国保健省は、Zorzor地区とVoinjama地区で96,169名を対象に予防接種を計画している。

(平成21年5月6日 WHO情報)