海外感染症情報 (NO.6)
平成21年1月15日
関西空港検疫所

ギニア共和国における黄熱の流行状況について

 

2008年12月31日に、ギニア保健省は、Faranah保健区で2例の黄熱確定患者を報告した。両例共、発熱と黄疸を呈しており、黄熱サーベイランスシステムによって報告された。最初の例はFaranah Kouraの40歳・男性、2例目はNianfourando地区の別の40歳・男性で、どちらの場所もFaranah中央部に属している。両例共、発症したのは2008年11月の初めであった。
 これらの症例は、セネガルのダカールにあるWHO提携黄熱センターのパスツール研究所にて他の出血熱との鑑別診断が実施され、確定診断された。他に21例の臨床的な黄熱の疑い患者が報告されており、そのうち3名が死亡している。

 
(平成21年1月14日 WHO情報)