2011年4月11日、カンボジア保健省は、新たに1例の鳥インフルエンザ(H5N1型)ヒト感染例を報告しました。
患者は、コンポンチャム州Steung Trang地区に住む11歳女児で、3月22日に発症しました。近医で治療されていましたが効果がなく、29日に地区内の病院に入院しました。そこでの治療も効果がなく、31日に地域の病院に搬送されましたが、4時間も経たずに死亡しました。
患児の住んでいた村では家禽が死んでいることが報告されていました。この症例がカンボジアにおける14例目の鳥インフルエンザ(H5N1型)ヒト感染例であり、合併症で死亡した症例の12例目となりました。今年になって同国で報告された4症例全例が死亡しています。
接触者全員の検査が行われ、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)は陰性でした。
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