海外感染症情報 (NO.39)
平成24年7月5日
関西空港検疫所

カンボジアにおける診断未確定の疾病



201274日、カンボジア保健省は世界保健機関(WHO)に対し、診断未確定な疾病の流行を報告しました。62名の小児が罹患しており、うち61名が本年4月以降死亡しています。

ほとんどの患児は国の南部で発病し、プノンペンの小児病院に入院しました。症状として高熱がみられ、その後呼吸機能の急速な悪化を伴う呼吸器症状や神経症状がみられました。

流行状況を調査し、疾病の原因と感染源を確認するために、WHOは同国保健省や他のパートナーと協力し合っており、現地疫学調査と積極的な患者発見について援助を行っています。

(2012年7月5日WHO報告)