2012年1月16日、カンボジア保健省は新たに1例の鳥インフルエンザ(H5N1型)ヒト感染例が確認されたと発表しました。
患者はバンテイメンチェイ州に住む2歳男児で、1月3日に発症し、9日に病院へ入院しました。入院先で抗インフルエンザ薬(オセルタミビル)の投薬をうけており、現在人工呼吸器により治療中です。
患児は村の病禽と接触したと報告されており、同国で19例目のヒト感染例となります。そのうち、現在までに16人が合併症で死亡しています。
国および地域の迅速対応チームが、国の定める手順に従い、調査・対応にあたっています。
患児と接触のあった病院職員はオセルタミビルの処方を受けていますが、これまでに接触したいずれの人にもH5N1ウイルス陽性者は出ていません。
(1月16日WHO報告)
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