海外感染症情報 (NO.110)
平成25年8月5日
関西空港検疫所
中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例報告(39)
 2013年8月1日、新たに3例のサウジアラビアにおける中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERSコロナウイルス)感染確定症例が世界保健機関(WHO)に報告されました。
 最初の患者は、7月25日に発症した基礎疾患があるリヤド(Riyadh)の67歳女性です。動物やMERSコロナウイルスに感染した患者との接触はなく、入院治療中です。
 他の2人の患者はともに女性の医療従事者で、アシール(Assir)とリヤドの出身です。2人とも軽症で、MERSコロナウイルスの感染確定症例との接触がありました。
 2012年9月から現在まで、WHOに報告されたMERSコロナウイルス感染確定症例の世界での合計は94人で、うち46人が死亡しています。

(2013年8月1日 WHO報告)