海外感染症情報 (NO.129)
平成25年9月20日
関西空港検疫所
中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例報告(45)
 2013年9月19日、新たに3例の死亡例を含む18例の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERSコロナウイルス)感染確定症例が世界保健機関(WHO)に報告されました。

 患者は、ハフル・アルバチン(Hafar Al-Batin)、メディナ(Medina)、リヤド(Riyadh)から報告されました。これらの症例は、年齢の範囲が3歳~75歳までで、9月1日、5日、8日、10日、そして11日にサウジアラビア保健省から報告されました。
加えて、以前にカタールで報告されたMERSコロナウイルス感染確定症例1人が9月6日に死亡しました。

 2012年9月から現在まで、WHOに報告されたMERSコロナウイルス感染確定症例の世界での合計は132人で、このうち58人が死亡しています。
(2013年9月19日 WHO報告)