海外感染症情報 (NO.134)
平成25年10月7日
関西空港検疫所
中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例報告(47)
 10月4日サウジアラビアから世界保健機関(WHO)に対し、新たに6例の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS Co-V)感染確定例が報告されました。新たな6人の患者は、首都リアドの年齢14歳から79歳までの男女、それぞれ3人ずつとなっています。発症日は9月15日~26日の間です。患者のうち1人は軽症ですが、残りは入院しています。3人は先にMERS-COv感染と診断されている患者との接触がありましたが、2人については診断確定例や、動物との接触歴はありません。残り1人については曝露に関する情報はありません。

 2012年9月からのWHO には世界中で136例の診断確定例が報告されており、うち58例が死亡しています。
(2013年10月4日 WHO報告)