海外感染症情報 (NO.85)
平成25年6月24日
関西空港検疫所
ポーランドで風疹の流行
 2013年6月19日付けの米国CDCの報告によりますと、ポーランドで今年初めから26,000人以上の風疹患者が報告されています。同国全体が影響を受けていますが、特に西の県(マウォポルスカ県やヴィエルコポルスカ県)で最も報告数が多いです。他にも、ルブリン県、ルブシュ県、クヤヴィ・ポモージェ県、ポトカルパチェ県、ポメラニア県、西ポモージェ県(西ポメラニア)でも報告数は多いです。

 米国CDCはポーランドへの全ての渡航者に対し、風疹ワクチンを追加接種し、予防することを勧めています。予防接種や既往歴のない妊婦はこの流行中はポーランドへの渡航を避けるべきです。妊娠第20週までの間に特に感染を避ける事が重要です。
(2013年6月19日 CDC報告)