海外感染症情報 (NO.93)
平成25年7月8日
関西空港検疫所
中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例報告(32)
 2013年7月5日、サウジアラビア保健省は、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERSコロナウイルス)に感染した確定例を新たに2人、そして以前の感染確定例の死亡者2人を世界保健機構(WHO)に報告しました。

 新しい確定例は、リヤドの69歳男性と66歳男性です。どちらも6月28日に入院し、現在は集中治療室で危篤の状態にあります。
加えて、過去の確定症例であるリヤドの63歳女性とアルアフサの75歳男性の2人が死亡しました。

 世界的に見ると、2012年9月から現在まで、WHOには42人の死亡者を含む計79人のMERSコロナウイルスのヒト感染確定例が報告されています。
(2013年7月5日 WHO報告)