(No.45)

中国の鳥インフルエンザA(H7N9)について(71) 平成26年3月6日更新

 3月4日、中国の国家衛生・家族計画(出産)委員会(NHFPC)は、世界保健機関(WHO)に鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)の新たな診断確定例を1例報告しました。
 患者は広東省珠海市の59歳の男性です。2月26日に発症し3月1日に入院、翌日に死亡しています。生きた家禽との接触歴があります。

 中国本土から香港特別行政区に輸出された生きた家禽から鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスが検出されている事から、生きた家禽の流通によりウイルスが広がる可能性があります。現時点では、このウイルスが国際的な拡がりをおこしている徴候はありません。しかしながら、家禽はウイルスに感染しても発病しないので、継続的なサーベイランスが必要です。