(No.65)

中国の鳥インフルエンザA(H7N9)について(79) 平成26年3月28日更新

 2014年3月27日の更新情報です。3月20日から25日までの間に、中国の国家衛生・家族計画(出産)委員会(NHFPC)は、世界保健機関(WHO)に鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)の新たな診断確定例を6例報告しました。
 以下は、3月20日にWHOに報告された1例の詳細です。
 1例目 湖南省・Shaoyang市在住の78歳の男性です。3月12日に発症し、18日に入院して現在は重篤な状態です。

 以下は、3月21日にWHOに報告された1例の詳細です。
 2例目 広東省深セン市在住の32歳の男性です。3月18日に発症し、21日に入院して現在は重篤な状態です。

 以下は、3月24日にWHOに報告された2例の詳細です。
 3例目 安徽省徐州市在住の82歳の男性です。3月10日に発症し、同日に入院して現在は危篤状態です。家禽との接触歴がありました。
 4例目 広東省汕頭市在住の62歳の男性です。3月14日に発症し、19日に入院して現在は危篤状態です。

 以下は、3月25日にWHOに報告された2例の詳細です。
 5例目 広東省深セン市在住の49歳の男性です。3月15日に発症し、23日に入院して現在は危篤状態です。家禽との接触歴がありました。
 6例目 広東省広州市在住の58歳の男性です。3月12日に発症し、19日に入院して現在は危篤状態です。家禽との接触歴がありました。

 全体的なリスク評価は変わっておらず、現時点では、鳥インフルエンザウイルスA(H7N9)が人や動物から国際的に広がってはいません。

 WHOは、今回の事例に関して、入国時の特別なスクリーニング検査の実施および渡航や貿易を制限することを推奨していません。
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