(No.200)

中東呼吸器症候群コロナウイルス感染確定例報告(111) 2014年10月2日更新情報


 国際保健規則(IHR)のサウジアラビア担当窓口は新たに中東呼吸器症候群コロナウイルス感染症(MERS-CoV)の確定例を世界保健機関(WHO)に報告しました。8月11日から9月28日までの間にMERS-CoV感染例は15例報告されその内4人が死亡しています。9月だけで見るとサウジアラビアでは11例の患者が発生しておりその内2人が死亡しています。タ-イフ5例、リヤド3例ナジュラン1例ジュバイル1例ラニア1例となっています。11人の年齢の中央値は43歳(分布は27歳~76歳)となっています。10例は男性です。6人は合併症を少なくとも1つは有しており、2人は羊や、ラクダとの接触歴があるか、ラクダの生乳を喫食しています。また4人は医療従事者かその施設で働いている人です。8月だけで見ると明日時アラビアでは4人の患者が発生しておりその内2人が死亡しています。ジュバイル2例、リヤド1例ナジュラン1例となっています。4例の年永の中央値は64歳(分布は34歳~72歳)となっています。全て男性です。3人は1つ以上の合併症を有しており、2人は動物との接触かラクダの生乳の喫食歴があります。1人が医療従事者です。
 
 WHO に対して同窓口は死亡した4人は6月~7月にかけてWHOに報告した例であったと伝えています。ギリシャの担当窓口は同国でMERS-CoV感染の診断で以前にWHO に報告され加療されていた例は死亡したと報告しています。
 
 現在までに世界中からWHOに公式報告された患者は診断確定例852人との同疾患関連死301人となっています。