(No.252)

中国における鳥インフルエンザA(H5N6)について 平成26年12月28日更新

 2014年 12月23日、中国の国家衛生・計画出産委員会(NHFPC)は、1人の患者が、鳥インフルエンザウイルスA(H5N6)ウイルスに感染していたことを検査で確認したことを世界保健機関(WHO)に報告しました。

 患者の詳細は以下の通りです。

・広東省広州市在住の58歳の男性は、12月4日に発症して9日に入院、現在は危篤状態です。患者は、生きた家禽との接触歴がありました。

 中国政府は、以下のようなサーベイランスと対策を実施しています。
 ・サーベイランス及び状況分析の強化
 ・患者管理と治療の再強化
 ・市民とのリスクコミュニケーションと情報の提供

 WHOは、H7N9の発生状況の厳重な監視を続けており、リスク評価を行っています。これまでのところ、全体的なリスク評価は変わっていません。

 注)同国では4月に49歳の男性が同疾患で死亡しており、今回の症例は2例目となります。