海外感染症情報

　2017年1月２日から7日までの間にサウジアラビア王国の国際保健規則（IHR）担当窓口は2人の死亡例を含む9人の中東呼吸器症候群（MERS）の患者を新たに報告しました。死亡した2人は2017年1月17日に同国IHRが報告した2例（関西空港検疫所海外感染症情報2017年-6のNo.7,No.8,の患者）です。
（各患者の詳細が書かれた一覧表は出典先よりダウンロードできます）
　9人中5人はブライダ市からの報告で2病院での小規模な医療環境でのアウトブレイクに属しています。
さらなる患者の発生を抑えるべく、接触者の追跡調査や感染予防、コントロール対策の強化が行われています。医療従事者からの患者発生はみとめていません。
　2012年9月から現在までWHOには670人の関連死を含む1888人のMERS-CoV感染診断確定例が報告されています。

【出典】
http://www.who.int/csr/don/26-january-2017-mers-saudi-arabia/en/
Emergencies preparedness, response
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – Saudi Arabia
Disease outbreak news
26 January 2017