中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染症－オマーン
11月16日更新
11月1日、オマーンの国際保健規則(2005)担当窓口は１人の中東呼吸器症候群コロナウイルス（MERS-CoV）感染例を報告しました。この患者の直近で、オマーンでは8月30日に最後の患者が報告されていました。
症例の詳細
患者はシャルキーヤ（Sharqiya）地区に住む27歳の男性で、症状が出現する前にヒトコブラクダに接触したと報告されました。WHOに報告された症例の詳細は、以下の文書に記載されています（リンク先を参照）。
MERS-CoV case reported on 1 November 2017xls, 209kb
世界的には、少なくとも733人の関連死を含む2,103人の検査室診断されたMERS-CoV症例が、WHOに報告されています。
公衆衛生上の取り組み
発症14日前までの期間における、感染源と他の既知の危険因子に対する曝露について調査が進行中です。同国の農業省には情報が伝えられ、ヒトコブラクダに対する調査も進行中です。患者が治療を受けている病院では、10人の家族内接触者と全ての医療従事者に対して、接触の追跡とフォローが進行中です。特定された接触者は最終曝露から14日間、健康監視されます。
【出典】 Emergencies preparedness, response
Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) – Oman
Disease outbreak news 10 November 2017
http://www.who.int/csr/don/10-november-2017-mers-oman/en/