パキスタンでコレラ

WHO(GAR) 2010年10月25日

2010年10月12日に、パキスタン保健省は同国内において、検査室診断でO1型コレラの患者99例が確認されたことを報告しました。これらの症例はパキスタン保健研究所において、洪水が始まって以来2010年9月30日までに検査室診断で確定されました。これらの症例は洪水の影響を受けた広い範囲、Sindh, Punjab, Khyber Pakhtunkhwa県で散発的に報告されてきました。

パキスタン保健省はWHOおよび他の国際保健団体の援助のもとに、コレラを含むすべての疾患のアウトブレイクを抑止し、患者を治療するために緊密な協力を行っています。パキスタンで感染が最もひどい46の地域では、60以上の下痢性疾患治療センターが現在活動しているか、まもなく機能できる状態です。

コレラなどの下痢性疾患は、最近の洪水被害にあったパキスタン国内の多くの地域で、健康上の問題として最も多く報告されています。