レジオネラ症:バリ島オーストラリア人旅行者での発生

西オーストラリア州保健局2011年1月19日

州保健局は、2010年12月以降バリ島に旅行した後、レジオネラ症と診断された4例目の西オーストラリア州住民について、通知を受けました。

主任衛生官代理のAndy Robertson医師によると、
「疾患の正確な感染源はまだ確定していないが、最近診断されたすべての西オーストラリア人症例は、Central KutaにあるRamayana Resort& Spa Hotelに滞在した。
インドネシア政府は、オーストラリア政府からオーストラリア住民のレジオネラ症症例について通知を受け、可能性がある感染源の調査を行うために世界保健機関と共同作業している。」とのことです。また、
「通常レジオネラ症の初期徴候は、重症のインフルエンザ様疾患と同様である。初期徴候として、空咳と息切れとともに、熱、悪寒、筋肉痛、頭痛、疲労、食欲減退、下痢などが起こりうる。」とのことです。

保健局は、最近、バリから戻って10日以内にインフルエンザに似た症状がみられた西オーストラリア住民は、自分の主治医に連絡するようにアドバイスしています。
レジオネラ症は特異的な抗生物質で治療し、ほとんどの人は回復しますが、中には入院を必要とするようなひどい肺炎を発症する人もいます。レジオネラ症は、たいていは中年や年配の人(特に喫煙者、肺疾患、糖尿病、腎疾患、免疫系が低下している人)に感染します。
レジオネラ菌は、通常下に述べるような温水環境が汚染された場合、水滴を吸入することによって伝播する細菌です。

  • 大きいビルの空調冷却塔や水冷式のエアコン
  • シャワーや温水システム
  • スパプール
  • 霧吹きや水滴噴霧器
  • 噴水

レジオネラ症が他の人や動物と接触することによって感染することはありません。

レジオネラ症に関する詳しい情報についてはこちらを参照ください。:レジオネラ