ウガンダでの黄熱

WHO(GAR) 2011年1月19日

2010年12月23日に、ウガンダ保健大臣は、2010年10月の黄熱アウトブレイクに続いて行われた特別調査で、3例の黄熱実験室確定例を検出したことを報告しました。症例はスーダン南部との国境近隣のAbim、Agago、およびKitgumの3つの県で報告されました。これまでに合計5例が、米国疾病管理予防センターによって(RT-PCRによって3例、ELISA法によって1例、組織病理学診断によって1例)、黄熱と実験室診断されました。53例の死亡例を含む、臨床定義に合致する症例計226例が、ウガンダ北部の12の県で報告されました。

WHO、国境なき医師団(MSF)、アメリカ合衆国、および他パートナーの援助を受け、保健省が行った現地調査によって、5つの県(Abim、Agago、Kitgum、Lamwoo、Pader)で、この事態に対応して集団ワクチン接種キャンペーンを行うことが決定されました。2010年12月31日に、WHOは、リスクアセスメント、サーベイランスシステムとワクチン接種キャンペーンの強化など、制御手段の策定および実行のために、3人の専門家を追加派遣しました。

2011年1月4日に、Yellow Fever Vaccine Provision(YF-ICG)国際調整グループに100万回投与分のワクチンの要望が出されており、2011年1月11日に、ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)によって資金提供された緊急用備蓄の中から、黄熱ワクチンが出荷されました。ワクチン接種キャンペーンは、90万5000人以上を対象に、2011年1月22日に開始される予定です。

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