鳥インフルエンザ流行状況-インドネシア

WHO(GAR) 2011年03月25日

インドネシア保健省は、新たに1人の鳥インフルエンザA(H5N1)の人感染確定症例を公表しました。

症例は、西ジャワ州(West Java Province)、Bekasi市の2歳の女児で、3月2日に症状をきたし、3月3日に医療施設に入院しました。その後、完全に回復しました。

この症例が発症する1日前に、母親が鳥インフルエンザA(H5N1)のために死亡したことが確認されています。この女児は、生きている家禽が売られている昔ながらの市場に、母親に連れられて行っていました。感染源についての調査が現在行われています。

実験室検査でH5N1鳥インフルエンザ感染であることが確認されました。

インドネシアではこれまで175例のヒトの鳥インフルエンザ感染が確認されており、144例が死亡しました。

WHOに報告された鳥インフルエンザ確定例(2011年3月25日現在)

症例数(死亡数)

年度アゼル
バイジャン
バングラデシュカンボジア中国ジプチエジプトインドネシアイラク
20030001(1)0000
200400000000
2005004(4)8(5)0020(13)0
20068(5)02(2)13(8)1(0)18(10)55(45)3(2)
2007001(1)5(3)025(9)42(37)0
200801(0)1(0)4(4)08(4)24(20)0
2009001(0)7(4)039(4)21(19)0
2010001(1)2(1)029(13)9(7)0
201101(0)3(3)0011(4)4(3)0
累積数8(5)2(0)13(11)40(26)1(0)130(44)175(144)3(2)
年度ラオスミャンマーナイジェリアパキスタンタイトルコベトナム総計
20030000003(3)4(4)
2004000017(12)029(20)46(32)
200500005(2)061(19)98(43)
200600003(3)12(4)0115(79)
20072(2)1(0)1(1)3(1)008(5)88(59)
20080000006(5)44(33)
20090000005(5)73(32)
20100000007(2)48(24)
2011000000019(10)
累積数2(2)1(0)1(1)3(1)25(17)12(4)119(59)535(316)