鳥インフルエンザ流行状況-カンボジア

2011年04月21日 WHO(GAR)

カンボジア保健省は、新たに1名の鳥インフルエンザA(H5N1)に感染した患者を公表しました。

Prey VengPea Raing郡の5歳の女児は、4月11日に発症し、地元の開業医による治療を受けましたが効果がなく、4月13日にKantha Bopha子ども病院に入院し、集中治療を受けましたが治療効果なく、4日後の4月16日に死亡しました。
この患者の住む村で、死んだ家禽が報告されています。

この患者は、カンボジアで報告されている鳥インフルエンザ(H5N1)ウイルスによる15番目の感染者で、この疾病の合併症による13番目の死亡者となりました。
2011年に入りカンボジアで報告されているH5N1による人への感染者5名はすべて死亡しました。

患者に接触のあった53人に対し、国立公衆衛生研究所による検体検査が行われています。

カンボジアでの鳥インフルエンザ患者数は、2005年からの累計15人で、13人が死亡しました。