ウガンダにおけるエボラ出血熱の発生について

WHO (GAR) 2011年5月18日

2011年5月13日に、ウガンダの保健省(MoH)はウガンダ中央部のLuwero地区における12歳の少女のエボラ出血熱の症例についてWHOに通知しました。彼女は5日前からの出血を伴う発熱を主訴としてLuwero地区Zirobweの個人病院に5月6日に来院しました。彼女はその後、Bombo General Military病院に紹介されましたが、移送されて間もなく死亡しました。

Entebeeのウガンダウイルス研究所(UVRI)における実験の結果、エボラウイルス(スーダン種)によることを確認しました。試料は、さらなる解析と塩基配列決定のために米国アトランタのCDCへの途上にあります。

ウガンダのMoHにより国家専門調査委員会が招集され、WHO、CDC、アフリカ実地疫学ネットワーク(AFENET)、および米国国際開発庁(USAID)からのメンバーが調査に合同参加しています。MoH、WHO、およびCDCによる合同調査団は、詳細な疫学的調査を行うために5月13日に同地区での作業を開始しました。WHOはMoHによる疫学的調査と感染制御を支援することになっています。

症例の発見、接触者のトレース、監視の強化、感染予防と管理の強化、医療現場における標準予防策の強化などの感染管理作業がすでに開始されています。

WHOはウガンダへの渡航や商取引を制限することを奨励していません。