ヨーロッパにおけるウエストナイル熱の発生について

ECDC 2011年08月09日

2011年8月9日時点で、EUで7例のウエストナイル熱の確定症例が(ギリシャ6件・ルーマニア1件)、ロシア連邦で6例の確定症例が報告されています。

2011年8月2日から9日の間で、新たな検査確定症例が3件(神経浸襲性が2件と非神経浸襲性が1件)が、ギリシャで報告されました。これらの症例のうち1例が、以前にも症例報告のあったテサロッシニ(Thessalokini)地域で生じており、他の2例が、イマーシア(Imathia)地域とアッティカ(Attiki)地域で生じています。

ギリシャでのウエストナイル熱の情報は、ギリシャの疾病管理・予防センターのウェブサイトで利用することが出来、また、ギリシャにおける馬についての追加情報は、World Organisation for Animal Health(OIE)から利用可能です。ロシアでは、2件のヒトの検査確定症例が報告されており、ヴォロネジ(Voronezhskaya)州で、ボルゴグラード(Volgogradkaya)州で1件、計2例の検査確定症例が報告されています。これらの地域での症例は、以前にも報告されています。

110810_West_Nile_map_713.jpg