ヨーロッパにおけるウエストナイル熱の症例報告(5)

ECDC 2011年09月22日(ECDC[英語]へのリンク)

ECDCは、EU地域におけるウエストナイルウイルス感染の疫学状況の迅速リスクアセスメントを発表しています。
2011年のウエストナイルウイルス伝播の継続している時期において、新たに感染のあった地域での症例が報告されています。
ウエストナイルウイルスの伝播は、ヨーロッパの数カ国で発表されていますが、来年には、さらに広がるものと予想されます。多くの分野の協力とサーベイランスの強化によって、新たな地域でウエストナイルウイルスの検出と、現在ヨーロッパで循環しているウエストナイルウイルス系統1型・2型の検出を可能にしています。

EU加盟国は、特に血液供給(献血)の予防対策の実施に対応しています。

加えて、検査室でのウエストナイルの確かな検出能力を高め、公衆衛生部門と獣医部門の共同を強化し、疾患に関する最新の知識を増やしておく必要があります。

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